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個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「デカダンス」感想

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  • 体制、というか運営への反逆。ただし掌の上。
  • よくありそうな突如として現れた謎の生命体に滅ぼされがちな人類の叛逆モノかと思いきやリアルを使った娯楽という予想の斜め上の世界観設定。初見ではなかなかのインパクト。
  • 序盤と最終話が良かった。中盤はちょっとダレてた印象。
  • キャラ、というかメイン主人公のナツメとカブラギ二人が若干首かしげる所あるのが気になった。
  • ナツメはメイン主人公かと思いきや、どっちかというと空気系ヒロインで、要所で動機付けとかアイデア出しとか、話のきっかけにはなってるんだけど、実質的に何かをしているわけではないので、主人公として物足りなさを感じてしまう。その割に登場場面が多いので、何やってんだろ…みたいな印象を持ちがち。唯一のナツメだけの活躍としてGGSの起動があるけど、あれもカブラギに言われてやっただけで、自分の意志でない、どころか何もわかってなかったし…。
  • カブラギはガッツリ主人公してるんだけど、基本的に自己完結してて人に話さない、人に意見や希望を求めず自分で突き進んで暴走しがちで、そうはならんのでは?みたいに感じた。まあでも、最終的には惚れた女の子にいいところ見せたくて暴走したオッサン、と解釈して自分の中では腹落ちした。コレはコレでアリだなって。
  • ナツメに実質的な役割が持たせられなかったり、カブラギのコミュニケーション不足なのは尺の問題もあったのかなって。1クールだと短い。でもきっと2クールだと長い。
  • あと気になったのがシステムと会社の説明と、話の着地点がわからなかったので全体的に話がフワフワしてた印象だった所。
  • システムと会社については、アホほどコストをかけてデカダンスを運営している理由とか、システムの目的とか、その辺が最終話までわからなかった。なので見てる途中はシステム側サイボーグ勢が、なんでそうしていて、何がしたいんだっけ?てなってた。まあ最後の最後で説明あったのでセーフ。
  • 話の着地点は(途中まで)「ガドル全滅」だったけど、それって手段なのであって「タンカー達の平和な世界?自立?」みたいなのをゴールとしたときに、システムがある以上どうすれば達成するのかが全く見えてなくて迷子だったなと。
  • 実際最終話ラストではなんやかんや平和になって良かったね、タンカーもサイボーグも一緒に平和に暮らせて良かったね、で終わってるけど、これも別にシステムから解放されたわけでないわけで。結局システムの気まぐれというか、システムの目的である「変遷」に必要と判断されたからその状態が作られてるだけなわけで…。
  • こう考えると話の目的ってなんだっけ?結局物語を通して何が達成されたんだっけ?って思えてしまう。そんな感じで個人的には締まってないお話だった。
  • それはそれとして戦闘シーンはめっちゃかっこよかった。ゾーンで自由自在に飛び回るのがカッコいい。カメラワークが良いのかな。
  • つい期待度が高かった反動で辛口になりがちだけど、十分に面白かったです。
  • ラスト2話のカブとミナトの関係すこ。最終話でもっとイチャイチャ、もとい連携してほしかったなって。