ふたもりのブログ(仮)

個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「溶鉄のマルフーシャ」感想

f:id:futamori_tf:20220206214218j:plain

store.steampowered.com

トゥルーエンド、どこ…?

 

  • マウス照準の拠点防衛的なシューティング。
  • 回避の概念はほぼ無く(ラスボスは一応ちょっと避けるのでほぼ)、狙って敵を撃つだけなので難易度はかなり低め。メインモードも一周1時間弱くらいでサクッと遊べるサイズ感とセットで良い具合のお手軽感。
  • ランダムで3枚配られるカードから選んで強化していく所はいわゆるローグライクだかローグライトだかな雰囲気があるが、あまりデッキ構築とかシナジー的な要素はなく素直に強いもの・必要なものを取っていくのでプレイ内容に変化は特にない感じ。その辺やりこみ要素は薄め。
  • 他に良かった所はやはりドット絵のビジュアル面や世界観、キャラクターとか。全体的な仄暗い雰囲気がたまらないし、ドット絵で細かく動く登場人物たちも皆可愛い。宿舎でのモーションとかも良き。イベントでの掛け合いや戦闘中や宿舎での吹き出しセリフくらいで、見せ所は少ないにも関わらずしっかりとキャラが立っていて魅力が伝わってくるのはすごいなって。
  • ちな特に好きなのはストレルカちゃんとふぇりせっとちゃんでした。ストレルカちゃんは宿舎が本で埋まったり、実は友達欲しがってたり、ノーマルエンドで唯一材料にされず終わらせてくれたりと、シナリオ面で。ふぇりせっとちゃんはビジュアルと、毎回チャレンジで素早く駆けつけてくれて助けてくれるので。ノーマルエンドも健気で好き。なお。
  • 気になったのはエンディングを回収しようと何周もプレイしようとすると流石に単調に感じてしまう所。戦略を変えたりもほぼ無く毎回同じ動きになるというか、そもそも慣れてきてカードの選択を適切にしてればマウスクリック押しっぱなしで攻撃垂れ流してるだけで終わってしまう感じ。途中から流石に作業感があった。何周も周回するような作りにはなってないのかなと。その割にEDやイベントの回収がカードのツモ運に左右されるのが辛い所。
  • 特筆すべきはEDの救われなさ。可愛そうなのは可愛い。最初グッドエンド見て、この救われなさはトゥルーエンドあるだろ、と思ったら無いと知った時は驚いだ。というかノーマルエンドがどう考えてもバッドエンドという。ゲームクリアのご褒美たるエンディングがこれかーとも思わなくもないが、これはこれで。良い絶望感だった。