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個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「パリピ孔明」感想

パリピ孔明Blu-ray 第一計

 

まあ、孔明だしな。

 

  • 面白かった。総合力でなら今期トップだったと思う。
  • 孔明が現代に転生して駆け出しシンガーの英子を主君として仰ぎ、音楽で天下泰平を目指す物語。何言ってんだコイツ。
  • 基本は偉人転生チートでの無双モノって感じの枠組みなんだけど、どれだけとんでもないことをしても「まあ、孔明だしな。それくらい出来てもおかしくない」という謎の説得力により押し通す。強い。
  • 序盤はこのパターンの孔明がわかりやすく活躍してる所が多くて特に好きだな。三国志の史実に引っ掛けてアレコレするのが楽しい。
  • 後半は逆に主人公の英子にスポットがあたって孔明の活躍は控えめ。英子の王道的な成長と成功の物語。英子ちゃん良い子だし、ライバルのナナミンとの友情も大変良かった。
  • 音楽モノでライブする話なので、映像的にも音的にも大変華やかなのも良かった。やはり音楽物は良い。英子ちゃん可愛いのでライブ見てて楽しいし、カベ君を中心としたラップバトルも自分にはあまり馴染みない音楽で面白かった。
  • あと個人的に特筆すべきキャラは店長かなと。主人公じゃないんだけど、孔明に対して期待して、落胆して、驚いて、と必要なリアクションを一手に担う大活躍。三国志オタクとしての解説も重要だし。この作品で一番好きなキャラだったかもしれない。「どういうことだ!孔明!?」「見損なったぞ…孔明…!」「さすがだ!孔明!」と見事なテンプレ。良き良き。
  • 一個だけ気になったのはラッパーのカベ君の存在。キャラとしてはとっても良かったし、カベ君の挫折から立ち直る物語もとても面白かった。のだけど、なぜ孔明がラッパーを仲間にしたのか、だけがピンとこなかった。元々が英子のためだったのだと思うけど、具体的に何かがあったわけでもなく、直接的にあったのはラストでの観客煽りくらいで。いや、休憩の時に即興ラップしたり、英子とともに互いを高め合ったりしてたのはわかるんだけど。個人的にもっと直接的な二人のシナジーみたいなものを期待してたので、その辺を見たかったなと。
  • 逆に言えば気になったのはそれくらい。高水準なアニメだったと思う。あとは良い所で終わってるので、サマーソニア編や今後の展開が見たいので、どっかで原作読むかな。あとは弾数足りるなら2期も期待したいなっ。