ふたもりのブログ(仮)

個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「映画 ゆるキャン△」感想

映画『ゆるキャン△』オリジナル・サウンドトラック

 

TV・原作とは違った味わい。

 

  • 珍しく公開直後くらいに観てこの感想記事書いており、万一うっかりこんな場所に辿り着いてしまう人もいるかもしれないので一応明記しておくと、このブログはネタバレへの配慮とか一切ないです。
  • 面白かった。
  • 劇場版だし、社会人編だし、ってことでTV版や原作とは面白さの方向性がちょっと違った印象。TV版や原作だと特に何事もなく、まったりキャンプしてるのを観て癒される感じだけど、劇場版なので超えるべき障害が現れて展開に浮き沈みがあったり、社会人編なのでただ楽しくキャンプしてるだけではいかなくなってたり。
  • ジャンルとしてはお仕事モノのアニメに近いのかもしれない。SHIROBAKOとか、ああいう系。
  • そんな感じで話としては大人の物語だった。「社会人になったけど、その現実を噛み締めたり、昔の仲間と再開してまたその思い出や関係性を認識したりしつつ、皆で物事を成し遂げる」とかなんかそんな感じ。
  • 正直ゆるキャンで劇場版しかも社会人編ってやって面白いかな…と見る前は思ったけど、ベクトルが違うだけで十分面白かったし、映画化作品としてシリーズの未来の姿が見えるのは嬉しかったので、満足度は結構高め。
  • とはいえ社会人としての物語の割に、初動が結構ノリと勢いで進んでくのは大丈夫なのか、と思ってしまったり。責任の所在とか大丈夫かとか、これ所謂やりがい搾取ではとか、素人だけで始めてしまって大丈夫か、なんて思ったり。リアルだと「やーめた」って言い出す奴の一人でも出て人間関係ギスギスしたりしそうな作業の量・内容なので、ちょっとハラハラしながら見てた。
  • あと企画ボツにされたりとか、久々の土日い喜んだりとか、やむを得ない事情や上の判断に振り回されたりする所とかは地味に現実に引き戻される所。やめるんだ。
  • そういう意味だと遺跡の話と合流してからは関係者も増えて、予算も増えてそうで安心して見られて良かった。そもそも5人だけやるのが無茶にしか見えないんだよ…。遺跡の話自体は物語の障害だったけど、それを乗り越えてより良い方向に話が進む、というのは鉄板。
  • なでしことしまりんの温泉トークはある意味物語のテーマだったのかなと。大人になるって難しいし、それでも楽しいことを伝えていけたら素敵だな、なんて。
  • こんな感じで満足度は高かったけど、もっとこれが見たかったなあ、と言うのが結構あって、その辺は残念だったというか、尺がもっと欲しかった。例えば作業風景の記録映像の早回しとか、最初だけじゃなくて全編見たかった。あとしまりんの企画で出来上がった記事も見たかった。等々。こう、どのようにして楽しさを伝えたか、的な。
  • あとちくわがポックリ逝ってしまわないか見ててハラハラしてた。すまんかった。長生きしてくれ。
  • ラストにちょっと強引だけどビーノの活躍があったのは嬉しい。良いサービス。
  • ショート社会人しまりんかわよ。真面目にガッツリ働いてて眩しい…。
  • いぬこ先生は何気にさらっと廃校関係で別軸の一つの物語を展開してたり。がんばれ。先生かわよ。
  • 大垣はあいかわらずのエンジン力。
  • なでしこも相変わらず。しまりん温泉に誘ったり、高校生に色々アドバイスしたり、楽しさを伝えるというテーマ?を一番体現してるのはやっぱなでしこだなあ、なんて思ったり。