ふたもりのブログ(仮)

個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「Vampire Survivors」感想

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300円のボリュームじゃあねえなあ。

 

  • 移動だけのシンプルな操作と自動攻撃で襲い来る敵を薙ぎ払う見下ろし型2Dアクション。面白かった。
  • 特筆すべきは圧倒的ボリューム。徐々にアンロックされていく形式なのだけど、武器にキャラ、アルカナ、ステージ、特殊アイテム、ととにかく多い。どう考えても300円のボリュームではない。
  • 操作が移動のみなのも思い切った使用だなあ、と感じたり。普通こういうの作るときは攻撃ボタン付けがちというか。自動攻撃にすることで(序盤は)回避・位置取りに集中するゲームになっているのと、武器を大量に取得しても操作する側で使い分けを意識する必要がなく、雑に重ねられているのが面白い。結果として凄いわかりやすく、シンプルに仕上がってる。シンプルなのは良いことだ。
  • あとは30分生存するという目的設定も上手い作りに感じた。エンドレスとか、ボスの撃破とかでないのが全体通して均一というか。何気に「クリアも殺される」という設定?世界観?演出?も個人的に目から鱗。そういうのもありなのかと。
  • このゲームの楽しみ方として3段階あると思っていて、「安定してクリアできるようになる前の段階」「クリアできるようになって強くなっていく段階」「強くなりきって要素収集の段階」みたいに整理できるかなと。
  • 「安定してクリアできるようになる前の段階」は多分一番楽しい時期。最初は兎にもかくにもキャラが弱いのでかなり苦戦する。が、システムを理解して徐々にうまくなるのが実感できるし、1プレイが完走しても30分で固定されているので「悔しい、もう一回!」とリプレイ性が高い。初クリアの爽快感はなかなか。スタート時点と上手くプレイできた場合の中盤以降とでキャラがどんどん強くなっていくので、1プレイの中でもインフレ感が楽しめるのも良い。
  • 「クリアできるようになって強くなっていく段階」は、前の段階がミクロな成長ならこちらはマクロな成長の段階。アイテムや武器の開放、コインによる基礎能力の強化で、メキメキと自キャラが強くなっていくのが実感できる。より高難易度のステージに挑めるようにもなるし、初期のステージをプレイすれば楽勝になっていてどれだけ強くなったかが感じられる。
  • 最後の「強くなりきって要素収集の段階」はその通りひたすら要素を集めて回る段階。ここまで来るとやり込みや作業っぽい段階だが、開放されるアルカナやキャラは中々特徴的な効果が多く、飽きさせないというか試してみたい気持ちにさせるのが上手く出来てる。実質的な救済キャラだと思うのだけど、死神がめっちゃ強い上に移動が速くてストレスフリーなのも嬉しい気遣い。
  • と、そんな具合で大変良いゲームだったが、個人的に「ボリューム多すぎて全然終わらねえ…」となって自主的に終わりにした。こちら欠点というより、むしろ良い点なのだが、いかんせんボリュームが多すぎる。アーリーアクセス版で頻繁にアップデートもされており、さらに要素が増え続けている。ある程度慣れて来れば武器のピックやビルドもパターン化されてくるし、キャラや装備を変えても基本のやることは同じなので、流石に飽きも来てしまった。自分は次のゲームに行きたくなって9割ほどトロフィーを埋めた段階でひとまず箸をおいた。また気が向いた時にふらっとプレイすればいいかなと。