百合バディガンアクション。
全体的な話
- 大変良かった、のだが結構強めに気になる点も多い。良い場所も気になってしまう点も強力、そんな印象。
- とはいえ総合的にはやっぱり大変良かったと思う。気になってしまう所が多いのも、良い作品だったからこそ、だと思うし。
- 間違いなく、魅力的で、面白くて、ハイクオリティだった。
良かった話つらつら
- キャラデ。メインキャラ達がだいたい顔面が良い。可愛い。
- ガンアクション。めっちゃよく動くし、めっちゃかっこよい。とりあえず千束がでたらめに強いので、その強さが際立つ。正直この部分のウェイトが大きい、というか1話でハートを鷲掴みにしてきたのがこれ。
- ちとたき。だいたい百合。とくに序盤のDA離脱後のたきなと仲良くなる流れは大変美味しい。千束に影響されて、徐々に変わっていくたきながたまりません。3話の嬉しい嬉しい好き。2度のデート回も好き。さかなーちんあなごー。
- 相棒モノ。まあ半分くらい上の話とセットなんだけど、凸凹コンビバディものって良いよねって。まあ逆に、だからこそ最終話がちょっとってなった部分でもあるんだけど。
- マジマ。なんというか、敵役として本当に魅力的だった。DAサイドが疑わしきは罰する&とりあえず悪そうな奴と悪い奴殺しておけ的なスタンスで「単純なイイモン」では無い都合、敵役のマジマにもある程度の正当性というか説得力がある。そしてクライマックスボスであるため、主題を巡って主人公の千束との掛け合いがあるのも出番・展開に恵まれてたなって。というか千束との件は相互に一定の信頼感があるのが良かった。殺し合う程の敵との信頼関係って、良いよね。映画の話で意気投合しちゃう所とか、好き。最後の盛り上がり方的に、ある意味たきなよりヒロインしてたよねって。
- 松下戦のたきな。個別で特筆するくらい好き。たきなのブチギレっぷりと、不殺の千束との対比、対立。好き。最高。100億万点。
- 演出、勢いとか熱さとか。ハッカー勢すごすぎでは?とかたきなのシャッターぶち破ってダイレクトエントリーだ!とか、いくらか突っ込みたくなるような所はあるのだけど、うるせえ細けえこたあいんだよ!みたいな勢いと熱さがあった。魅力の前には些事。
- 喫茶リコリスサイド。割りと日常っぽい話とかも多かった印象で、喫茶リコリスの面々も大変魅力的。喫茶店や、その常連さんとの交流。私も気の知れた面々でボドゲ会またやりてえ。うんこパフェは笑った。閉店の件で皆に惜しまれるところとかも、序盤中盤通して交流があったからこそだよなって。千束の死の重みがぐっと出てくる感じ。
- くるみ。個人的今作さいかわ。ちびっこ天才ハッカー。さいきょう。
気になった話つらつら
- DAの無能感とストレス。DA側は基本無能だった印象。偉そうにイキる割に、最終的には千束頼み。自分たちのミスややらかしは棚上げ。お礼や謝罪は一切なし。その割にクライマックスでは助けるべきヒロインポジションに落ち着くのがなんとも言えない気持ち。印象を意図的に悪くする感じがしていたので、正直途中まではDAが最終的なボスだと思ってたくらい。おそらくだけど、意図的に無能にして主人公サイドを上げる狙いがあったのかな、なんて想像したり。あと助けるべきヒロインを作るなら、そこにたきながいるじゃろ?ってなる。いや、バディモノなのでそれは違うってなるのは分かるけど。
- アラン機関の主張。主張も中心部分はまあ分かるんだけど、才能に対する考えが狭すぎで理解・共感出来なかった感じ。同じ才能でも活かし方なんで複数あるだろう、と。料理の才能ある人が中華料理の達人になってもフランス料理の達人になってもよくない?あとどう考えても千束の才能は「殺し」ではなく「回避」なんだよなって。「殺し」の才能っていうと、「人を殺してもどうにも思わないサイコパス的な精神」みたいなものだと思うし。まあ、視聴者に共感されないくらいの方が、異常者感、狂ってる感があってよかったのかなあ。
- アラン機関の組織力。なんかめっちゃ人脈あるとか、めっちゃ金ある、みたいなのは分かるんだけど、敵としての規模感が全然わからんので、何と戦ってるのかがピンとこなかった感じ。裏から世界を牛耳るヤバい組織とかなら松下と部下の人だけしか出てこないのもわからんし。千束の心臓の件で必要だったのは分かるけど、話の筋的には存在がいまいち良くわからなかったので、敵としての魅力としてはあんまりな印象。やっぱ敵役はマジマだよ。マジマジマ。
- 最後の詰め込み感。アラン機関、DA、マジマ、これら全てと決着を点けねばならず、ラスト3話が詰め込みすぎな印象。ついでに前2つは話的にはあんまりな印象。忙しすぎたし、もうちょっと話を絞ってほしかったなあって。あるいは2クールとってアラン機関編、DA編、マジマ編、で分けてやって欲しかった。みたいな。
- 最後の戦いにたきながいないこと。マジマと千束の決戦自体はすごく良かった。のだけど、その場にたきながいないことが残念でならなかった。バディモノとして見てたので、やはりラストは二人の連携で敵を打ち破る、みたいなのを期待してしまっていたので。いや、それは旧電波塔でのマジマ・松下戦があったやん、てのは分かるけど、やっぱり最後の決戦に欲しかったんですよ…。まあ最後に千束の心臓でなく、マジマを持ってきた以上仕方がないのかもだけど。
- シナリオ構造と詰め込みすぎ。強めに気になった点、まとめると要は「いろいろやり過ぎで散らかってた」という話なんだと思ってる。課題として「千束の心臓,寿命」「DAによって作られる偽りの平穏の是非」が大きくあったと思うのだけど、前者はアラン機関、後者はマジマとの対立で展開されてる。それを全部突っ込んだ上に、ついでに「DAを踏み台にした主人公上げ」までやったのでキャパオーバーな印象になってた感じ。そして課題が独立してしまっていた以上、どちらをクライマックスに持ってくるかでメインが決まってしまうというか、課題に上下が生まれてしまう。結果としてマジマが選ばれ、たきな・アラン機関はその前座に。こうなるとバディモノとしてのたきなの活躍が最後にないのが大変消化不良に。うごご。
- 千束の「不殺」。めちゃくちゃ良い設定だと思うんだけど、個人的にはもっと重くして色々やって欲しかった気持ち。この設定自体、主に命の選択とかで活きる設定だと思っているので。たとえばやむを得ず殺してしまって、自責の念に苛まれたり、たきなが人質に取られてころすかどうかを葛藤したりとか。いや、松下と自分、みたいな件は一応あったけど、松下が選択対象の時点で視聴者側視点からは迷わずやっちまおうZE!みたいな感情で最初から天秤が傾きすぎててな…。不殺を選んだ原因含めて割りとライトな感じだったのが個人的には残念。たきなとの対比的には良かったのだけども。
リコリス・リコイル1話見た。美少女エージェントでバディモノ、ガンアクション、若干ディストピア感ある安全神話崩れた日本、早めのテンポとノリ、かなり好み。飄々とした千束と堅そうなたきなのコンビも大変良いし、風が吹いて事件が解決に動く展開も好き。ただタイミングの悪さは感じてしまうな…。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年7月9日
リコリス・リコイル、本当に良かったのだけどタイミングの悪さだけは心配になってしまう…。頑張ってほしい…。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年7月9日
こう、千束のガンアクション部分の圧倒的強者感というか、最小限の動きで回避して制圧してる感じとか、つい見直すくらいにすごい好き。それでいて不殺ムーブつよい。
リコリス・リコイル2話見た。やっぱガンアクション良い。そして千束が強すぎる…。不殺を貫き通せるくらいの実力が伴ってそうなのがな。あとくるみちゃんかわわ。主要メンバーが揃ってく感じ良き。ただリコリス戸籍無いのは闇感。例の武器取引に謎のアラン機関、怪しいヨシさん、本筋の流れも楽しみ。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年7月24日
リコリス・リコイル3話見た。面白かったけど、思ったより負荷が高いっ…。カタルシスのためなのはわかるけどフキとサクラが重いし、事情はわかるけど筋を通せない司令もなんていうか器が知れるというか。あ、噴水前の青春クルクル好き。嬉しい嬉しい。模擬戦も良かった。あとスポーツウェアかわよ。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年8月1日
リコリス・リコイル4話見た。箸休めデート回。最高か。たきなが徐々に柔らかく、仲良くなっていくのが大変良き。ちとたきてえてえ。食事の回数は決まってるので美味しく、ってのは至言だな。テロの地下鉄銃乱射は流石に目的わからなさ過ぎて違和感。テロ自体が目的ならもっと他になんかあるだろうし?
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年8月4日
リコリス・リコイル4話、パンツの件も含めてだけどファッション周り、私服とかめっちゃかわええよなって。OPでも見てて思うけど。それとくるみもぐうかわ。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年8月4日
リコリス・リコイル5話見た。アラン機関がろくでもない雰囲気してきた。全体通して物事が繋がってる感じが大変良き。観光は見覚えある場所もちらほらあって嬉しくなったり。あと安定のガンアクション。ゼロイン思い出して懐かしくなった。心臓の設定は色々深読みしてしまいそう。ちとたきてえてえ。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年8月6日
リコリスリコイル、6話見た。どれだけハードでも最後にちとたきでイチャコラすればセーフ。ガチ喜びのたきなかわわ。真島は一事件の悪党かと思いきや、粘着系敵役っぽい。わかりやすくて良き。あとはDAが気になるけど、まあただの古巣だし、何なら真の敵かもと考えれこれくらい胡散臭くても良いかー。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年8月14日
リコリスリコイル7話見た。最後のUSB刺しっぱは流石に間抜けでは…。遂に過去の電波塔の事件に触れ初めたのええな。締めに向けた感じがする。あとアラン機関が碌でもなさそうなのはわかってたけど、組織としての強さというか、使命の強制力や契約みたいなものが見えてこないのでなんとも。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月25日
リコリスリコイル8話見た。最後で急に話が動き出した感じ。イマイチ着地が見えなかったけど事件云々よりアラン機関とDA側が本筋っぽい?それはそれとして、ちびちとかわわ。あとちとたき良き。敵と仲良くする件も好き。日常の前半と、マジマと話の動く後半でメリハリ効いてるのも良かったなって。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月25日
リコリスリコイル9話見た。アラン機関とDA繋がって無いのか…なら不審者ホイホイ採用したりとか流石にDA無能では。あと千束の不殺の理由もちょっとよくわからなかった。救世主って言葉からってこと?アラン機関の思想もピンと来ず。才能の活かし方なんて一つじゃないし。あ、ちとたきデートは良き。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月25日
リコリスリコイル、不殺の理由もっとめっちゃ重くて、相手を殺してしまって罪の意識に悩まされたりとか、相棒モノなのでたきながやられて相手を殺すかの復讐で葛藤したりとか、そういうの見たかった気持ちがいくらかある。(ゲス顔
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月25日
リコリスリコイル10話見た。ちさとと先生の件は大変良かった。のだけど本筋でDAがダサすぎてなんだかなあ。ここまで来るとDA黒幕とか、敵側にする話ももう無いだろうし。あと主張的にはマジマの方が分かるしなあ。リコリスの閉店とミズキとクルミの離脱はクライマックスとエンディングの伏線で期待。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月25日
リコリスリコイル、DAや他リコリス達のダサさっぽい部分が気になってしまうの、メインキャラクター達を引き立てるために意図的にレベル下げてる感じがしてしまうからかな。偉そうにしたりイキり散らしたりしてるのに結果が伴わず泣きついてくる感じとか。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月25日
リコリスリコイル11話見た。リコリコメンバーが各々動き出してたきなとも合流、期待通りで熱くて良き。たきなダイレクトエントリーとクルミのハッキング性能はちょっと気になったけど、細けえことはええんだよって。あとは相変わらずのDAの無能感と、警察なり自衛隊なりは何してるの感がな⋯。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日
リコリスリコイル12話見た。面白いが、やること多すぎでは?リリベル戦はDA、吉松戦でアラン、で決着つけるのは分かるけどキツキツな印象。そしてDAは下げすぎててヒロイン的にピンとこないのと、アランは思想が厳しくてどうにも。やっぱマジマだわ。あ、吉松殺そうとするたきなの件は最高100億万点。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日
リコリスリコイル13話見た。12話から一転、最高な最終回だったな。やっぱ敵役はマジマだわ。マジマ戦の決着、ミカと吉松の決着、そして一応丸くおさまった日常。エピローグ長めなのも嬉しい所。結局見たいのはちさたきなので。マジちさの掛け合いも良かったけど。あと南の島見て旅行行きたくなった。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日
リコリスリコイル、ラストでたきな駆け込みで滑り込んで入るけど、クライマックスはマジマとの掛け合いが中心になってるし、ヒロイン的にたきな、マジマに負けてしまっているのでは?みたいにふ思ったり。その分エピローグは分厚かったけど。思い返すと話の中心にあんまりたきなが食い込めてない印象?
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日
リコリスリコイル、最終話大変良かったけど何か引っかかってて、考えてみたらラストバトルで千束とたきなが一緒に戦ってないんだな⋯。話の主題の中心はマジマだし、たきなが中心に来るなら心臓の件が最後に無いとだし。最後は一緒に戦って欲しかった気持ちがある。なんだかたきながハブられてた感じ。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日
リコリスリコイル、考えれば考えるほど「メインヒロインはやはりマジマだったのでは?」という思考に辿り着く。犯罪者と治安維持組織という構造上、マジマ側からのアプローチで話が動くし。「千束の心臓」がクライマックスの中心に無かった以上、どうしてもたきなよりマジマの方が動きが強くなる。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日
リコリスリコイル、やはりマジマが敵として魅力的過ぎたのでは。
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日
リコリスリコイル、話の動きを考えたら、マジマ、たきな、先生、松下、皆が千束に対する強いモチベーションで動いてるのに気づいた。この物語は千束に魅せられた、あるいは狂わされた人々の物語だった…?
— ふたもり (@futamori_tf) 2022年9月28日