ふたもりのブログ(仮)

個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「ぼっち・ざ・ろっく!」感想

ぼっち・ざ・ろっく! 6(完全生産限定版) [Blu-ray]

 

めちゃくちゃ良いアニメ化でした

 

  • 大変良かった。
  • 元々原作も買ってる程度には好きだったけど、正直ぼっちの性質が見てて若干辛くなる所あるし、アニメで見るとしんどそうかなあ、と思ってたのだけど、圧倒的なクオリティでぶん殴って良い意味で裏切ってくれた。

良アレンジと"ギターヒーロー"の物語

  • 単純にそのままアニメ化するのではなく、かなり良い感じにアレンジされてた印象。
  • 特に最終回で最後に「行きたくない」とならずに比較的すんなり「いってきます」と家を出て、「今日もバイトかぁ」と呟く件とか。1話と比べると大きな違いがあって、あれのお陰で全体通して「ぼっちの成長の物語」になってるなと感じた。
  • そもそも学園祭ライブで締めているので、元々ぼっちの夢だった「学園祭でライブやって皆にチヤホヤされる」ことが叶ってるし、その辺も夢の実現というわかりやすいテーマだったし。
  • こう見ると本当に上手く1クールでテーマを当てつつ綺麗に纏めてるよなって。
  • それに全体で見ればバンドの初ライブの窮地を救い、ギターのテクでバンドを引っ張り、虹夏の夢を支え、喜多ちゃんを導いて夢を見させ、リョウと共に楽曲を作り、とぼっちはひたすら大活躍なわけで。
  • 圧倒的な活躍に自身の成長、そして夢の実現、まさしく主人公、「ギターヒーロー」なんだな。陰キャというマイナス面が強すぎるだけで。
  • もちろんその分、ぼっちも周りにめちゃくちゃ支えてもらってるんだけど。その関係自体がバランスが良いんだろうな。
  • アレンジは他だと4話のバンドミーティングとしていろいろな話が良い感じにMixされてる感じだったり、ぼっちのお家訪問回ではぼっちの家族と関わる件がガッツリ追加されてたり。
  • そしてこのブログ書くのに見直しててふと気づいたんだけど、8話の虹夏とのよる会話「託さないで…」から「託された!」になってるんだな…。なにげに凄い違いだ。

映像の視覚的な楽しさ

  • もう一個特筆したいのが映像として見てて楽しめるように、飽きさせないように作られてるなと。
  • 時に可愛く、時にコミカルに、シリアスに。そんな描き方はもちろん、ギャグなら実写映像や他番組のパロディ、映像の表現手段も手を変え品を変え、多種多様。
  • それにクオリティが高くてよく動く。
  • 承認欲求モンスターとか、ダーウィンが喜多とか、あの辺り特に好き。
  • もちろんライブシーンも気合はいってて見応えバッチリだし。
  • そんな感じで見てて飽きない、不意打ち気味に来る変わった表現手段に驚かされたりと、大変楽しく見られた。
  • この辺の「楽しい映像」に上手く落とし込んでるお陰でぼっちのぼっちネタが重くなり過ぎずに済んでるんじゃないかな、と感じたり。

その他の話

  • 改めて見るとこの作品めちゃくちゃ優しい世界だよなって。喜多ちゃんが逃げたのも怒らずに許して迎え入れてくれてる所とか、ぼっちが学祭の仕事から逃げても許されてる所とか。ぼっちちゃんでも生きられるくらい平和な世界で良かったね…。
  • バンドアニメだし、曲が大変良き。ギターと孤独と蒼い惑星好き。サントラポチっちゃった。
  • キャラ的には喜多ちゃんぐうすき。可愛い。虹夏は天使。