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個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「ジョン・ウィック:パラベラム」感想

ジョン・ウィック:パラベラム(字幕版)

 

3作目にしてようやくジョン・ウィックってやつが分かってきた。

3行まとめ

  • パワーアップが止まらないアクション&バイオレンス。
  • 物語的には周りに超迷惑をかけながら行く自分探しの旅だったと解釈。
  • 一周して復讐劇に戻って4に続く。

アクション良かったね

  • とりあえずコレ。今回もアクションが大変良かった。
  • 1,2よりもシチュエーションが多彩になっており、かなりパワーアップしてる印象。予算潤沢だったのかな。
  • 序盤のナイフ投擲の応酬の戦闘シーンとか好き。投げてドスっと刺さるのが、なんとなく重さが感じられて良い。
  • あとは馬とかバイクでの戦闘とか。スピード感も迫力もあって良き。お金かかってそう(小並
  • ソフィアとの共闘も良いよね。基本ジョンはソロ戦闘がほとんどだったし。あとはソフィアの犬も戦闘に参加するのも見てて楽しかった。ワンちゃん強い。
  • 首席連合の精鋭チームはとにかく硬くて笑った。防弾進化してるにしても程があるだろ。ショットガンに変える前に執拗に打ち込んでなんとか倒す件好き。
  • クライマックスのジャパニーズ殺し屋?戦は構えとか動きに胡散臭さは感じるけど、アメリカンジャパニーズニンジャ的サムシングと捉えれば多分コレで正解。これはこれで。

ジョン・ウィックのはた迷惑な自分探し?

  • 正直なんでそうなってる?みたいな感想が2から強かったけど、ジョンが「深く考えずに感情的に動いて周りに迷惑かけまくるタイプ」だと解釈したらスッと理解出来た気がしてる。そして動いてひたすら後悔してるというか。
  • 掟を破ってしまって、それでも死にたくないので必死にコネや縁を手繰って、関係者にアホほど迷惑かけて、それでようやくたどり着いた首席連合の犬という生き延びる道なのに、ウィンストンに絆されてそれもあっさり翻す。前半の長い旅や、それに支払った犠牲は何だったのか…。
  • とそんな感想だけど、ジョンが結局どうしたいのかが分かっておらず、場当たり的に動いた結果なんだろうなと。ウィンストンに言われた、どう生きるか、どう死ぬか、ジョン自信どうしたいのかがはっきりしてないのだろう。そんなふうに考えた。
  • そしてウィンストンに言われて自分の生き方を決めたと途端にまた裏切られてる…。復讐劇の再開か。あっちこっち行って忙しいな。
  • こう考えるとジョン・ウィックが主人公の立ち回りとして魅力的かというと自分の好みからはズレてる感じ。どうしたいかがはっきりしないのに、周囲の人間にわがままに振る舞って周りを巻き込んでひたすら迷惑かけてるし。うーん、こうやって考えると、色々と幼稚にも思える。
  • とはいえ4があって続くわけだし、キャラクター的にどう決着が着くかは楽しみ。自分的にしっくり来る終わり方だといいな。
  • てことで物語的には4に期待。

その他つらつらと

  • 冒頭のドク、覚悟決まりすぎてるし、自分が撃たれてまでジョンを助けるあたりめちゃくちゃ熱くて良い人だなって。こういうの好き。
  • ソフィアの犬が撃たれてブチギレる件、セルフオマージュとして最高だったなって。今作で一番好きなシーンかもしれん。
  • それにしてもジョンは周りの人間にめちゃくちゃ恵まれてるよなって。掟を破った以上、頼った先のどこで拒絶されてもおかしくなかったわけだし。聖印でソフィアに頼む件とか、ある意味2で自分がやられたこと自分でやってるんだよな…。
  • 日本の寿司屋のシーンのにんじゃりばんばんはちょっと笑った。懐かしい。
  • あとは日本の殺し屋の皆様がジョンのファンなのも面白かった。挨拶は大事。
  • 最後ウィンストンがジョン殺そうとしてる件、あれ実弾撃っておらずフリだったんじゃね?って思ってしまった。4のどんでん返しとかでありそう。