ふたもりのブログ(仮)

個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「SSSS.DYNAZENON」感想

SSSS.DYNAZENON Blu-ray3巻

 

 

当時の自分にもうちょっと頑張って3話くらいまで見てくれと言いたい。

 

  • SSSS.GRIDMANは好きだったけど、SSSS.DYNAZENONの方は1話で切ってて見てなかったのだが、グリットマンユニバースが評判良くて見に行くために急遽全話一気見した。
  • 1話見た時は確か全体的に主要メンバーのストレス値が高いし、説明もほぼなしでぶつけてくるし、2話見るモチベが続かなかった感じ。
  • ただ続きちゃんと見たら、登場人物皆魅力的でストレス値もそんなに高くなかったし、戦いに巻き込まれるうえでのモチベとか、それぞれの過去との精算というや、変化や成長が大変良かったなって。
  • そもそもストレス値が高いように見えたのは各々の過去や状況が原因なので、そこから立ち直るなり成長する物語だったので必要な部分なんだろうなと。ご家族の事情とか、一度逃げて無職っちゃったりとか、不登校とかとか。
  • そんな状況からダイナゼノンの戦いを通して、交流して、各々が成長していくさまは大変良かった。王道。
  • 「ダイナゼノンが無くてもこうやって会いたい」っていって夢芽に告白できた蓬君なんて、この物語の象徴だったよなーって。しっかり決める所は決められる良い主人公。
  • あと特筆したいのは戦闘シーン周り。グリッドマン同様、特撮的?な描写は迫力あって見応えたっぷり。建物ドーンって吹っ飛んだり、取っ組み合いとかのアクションとか。かと思えばアニメ的なビームやらド派手な演出もありつつ、美味しいとこ取りしてるような印象。見てて楽しかった。まあ、特撮詳しくないので適当に書いてるけど。
  • 基本は物語的に成長物語で、色々怪獣周りに設定はあったけどその辺はそこまで深く気にせず、あとはド派手戦闘すごーい、かっこいー、で気楽に楽しめる作品だった気がする。
  • ただちょっと残念に感じたのは、怪獣周りは自由不自由の話が不完全燃焼ぽ買った所。蓬が怪獣使いの能力に覚醒した辺りで、てっきりその辺が物語のテーマで、てっきり蓬が自由と不自由、怪獣とダイナゼノンの間で葛藤するんじゃないか、と思ったけどそんなことはなかった。「かけがえのない不自由を手に入れるんだ」の件とかは割と好き。
  • 主人公が敵側と同じ能力に覚醒するのは王道なので、怪獣使いの能力がもうちょっと活躍してほしかったな、と思ったり。まあそれはユニバースで。
  • あとは細々とした話。
  • 夢芽ちゃん好き。第一印象あんまりだったけど、普通に良い子だったし、ダイナゼノンでの戦いや訓練にも積極的で、お姉さんの過去の真相を探る行動力とか大変魅力的だった。何気に一番物語のエンジンになってた気がする。蓬との関係性もそれを通してだったし。
  • なんとかビーム好き。
  • あと風邪引いた時にぬいぐるみに埋もれてる所好き。
  • 蓬くんも今時な感じのキャラクターだったけど、後半決める所や頑張る所ではしっかりしていて好印象。ちゃんと告白できる主人公は有能。
  • ガウマも動機が極個人的なのが好印象。ユニバースで回収されて良かった良かった。
  • 敵の怪獣優生思想の面々もいいキャラしてたなって。敵が魅力的な作品は良い作品。
  • それにしてもムジナのあのえろかわ感よ。上カッチリ着込んであのショーパンは反則では。えちえち。
  • 最初やる気ない感じから、徐々にテンション上がっていってやる気出してくる感じも良き良き。キャラ的にはトップクラスき好き。
  • 暦・ちせはもうちょっと掘り下げに尺あると良かったなと思ったり。暦パイセンはバイトリーダーの旦那さん助けたあたりでの成長というか、過去との決別的なのは良かったけど、怪獣の能力で過去に飛んだ時の蓬の対応とかな…。
  • そんな所か。
  • 当時1話で切ったのが悔やまれる、良いアニメだった。一気に駆け足に見るのではなく、一周毎に噛み締めて見たかったなと感じる。やっぱ話題作はすぐに見切りをつけずに、3話くらいまでは頑張って見ると良いんだろうな、と反省。