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個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「ARMORED CORE VI」感想

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON

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良ロボゲー。

3行まとめ

  • 動かして楽しい、組み替えて楽しい、良質なロボアクションゲー。
  • 魅力的な世界観とメカデザインとキャラクター。
  • ただし気になる点もちらほら。3周目とか…。

良いロボアクションゲー

  • 初AC。当初は買う予定なかったんだけど気づいたら発売日にインストールされてた。不思議。
  • 良質なロボアクションゲーで大変楽しかった。クリアまでは約40時間。
  • マウスキーボード操作だけど、WASDに慣れてれば操作も比較的簡単。モンハンとかである〇〇推しながら~みたいな操作も少ないので助かる。実際アクション内で使うのはアサルトアーマーくらいか。リロードもわざわざあんまりしないし、パージもPキーがちょっと離れてるけど、そもそも利用頻度低いし。
  • アクションゲーとしても大変高品質で単純に動かしているだけで楽しい。ブーストによる高速起動でビュンビュン動き回るのは楽しいし。どちらかというと速度重視なので重厚感は薄いけど、グラが綺麗でエフェクトやロボデザインがカッコよく、ロボアクション感が十分感じられて良い感じ。
  • オートロックがすごい優秀なので、かなり雑に戦っても許される印象。エイムするというより、とりあえずカメラに収めてトリガー引けばOK、というくらいに感じ。そのお陰で回避や立ち回りに意識のリソースを割きやすく、カッコよく立ち回ったり、高難易度な敵にも太刀打ちできてる気がする。まあ、上手い人とか対人ガチ勢とかはこんな甘えたプレイしてないのだろうけど。
  • ロボゲーならではの機体のカスタマイズも色々多様な種類や見た目が沢山あって大変良き。まあ、慣れてくると使ってて強い武器に固定化されていくんだけども…。
  • とはいえ攻略していく最中で、強敵や高難易度ミッションに対してどのアセンが有効かを試行錯誤してクリアしていくのは超楽しかった。シースパイダーのスタッガー取りとか、レッドガン迎撃のビット採用とか。
  • 世界観とかは大変好み。シナリオも1,2周めはかなり良かった。キャラクターに至ってはボイスオンリーなのによくここまで魅力的にキャラ立て出来てるなと関心する。すごい。

個人的に3週目が…

  • めちゃくちゃ良いゲームだったし、楽しかったのは間違いないんだけど、気になるところもいくつか。
  • 一番気になってしまったのが3周目。個人的にこれが微妙だったので、終わりよければの逆で、最後の印象がかなりイマイチになってしまった…。
  • まず物語的に、正直AMに協力する理由や動機がさっぱり分からず、「あなたの選択に従う」としてプレイヤーに選ばせる風にしてくるけど、選択に必要な情報が一切提示されて無くて、「ただ3周目のミッションやるためにやってるだけなんだよなあ…」という感情になってしまい、正直没入感が得られなかった。
  • 展開的にもAMに従うことでオーバーシアーと敵対して、最終決戦まで生存しており、「正気のウォルターと直接対立できる熱い展開が!?」と思わせてからのAMが「倒しておきました」は正直萎え萎え。
  • しかも代わりのザイレム最深部withチャティー戦が、言っちゃ悪いんだけど正直めちゃくちゃつまらなかった。敵のレーザー避けてハッキングするだけの作業。楽しくもないし盛り上がりもしなかった…。せめて「ザイレムコア」みたいな感じで超巨大防衛装置みたいなボスとか用意してほしかったという感想。
  • ラスボスもイグアス参上は予想外過ぎて変な笑いでたけど、盛り上がるかと言うかとそんなでもなく…。個人的には正気のウォルターとかと最終決戦やれたほうがテンションあがったかなと。あ、ただしエアの参戦展開は激アツで良き。
  • というか結局AMがなんなのか全然わからん…。ただの傭兵支援システムではないのだろうけど、誰が何の目的で作って運用してたのかもわからんし、コーラルリリースして何がしたかったのかもわからんし…。正直途中までAMもエアと同じコーラル情報体なのかと予想してたけど、そんなことはなかった。
  • あとは個人的に期待していた展開や説明がまったくなかったのも、自分の我儘ではあるがイマイチだったポイント。前レイブンは強キャラ感だして意味深な匂わせするけど結局シナリオには一切関わらないし、エアルートでウォルター生存してたので、最終的にウォルターとともにエンディングを迎えられる展開があるのかと期待したらそういうのもなかったし。
  • 3周目がそんな感じで色々気になってはしまったけど、結末は大変好み。コーラルが宇宙中に飛散した世界でAC6-2とかみたい。エアちゃんと621でラスボスできそう。

その他細々と

  • 3周目はイマイチだったけど、1,2周目は普通に良かった。ルート選択もコレまで一緒に戦ってきたエアや異種族としてのコーラルの命と、ウォルターパパンの意志を継ぐことや助けてもらったカーラーへの恩義とか、選択する上での葛藤要素が充実してて素晴らしいなと。
  • エアルートは何も解決してないけど、これからも人生は続いていくてきな投げっぱなしエンドも嫌いではないので。カーラー排除はもうちょっと説明とか掛け合い欲しかったけど。
  • レイヴンの火ルートはある意味一番はっきりした決着で良かった。
  • というか、全体的に皆621のこと好きすぎでは?にも関わらずルート分岐でガッツリ敵対させてくるんだよなあ。皆仲良くしてくれ。
  • あと今時のゲームなので仕方がないのだろうけど、やっぱりゲームバランスのアップデートが強制でかかるのはかなりネガティブな感情。
  • 自分が遊んでいてたどり着いた武器が弱体化されるのを楽しいとは思えない…。
  • 遊んだ時期によってプレイ体験が異なってくるので、友人とゲームの話がズレるのもかなりイマイチな体験。初期のクソ強ワーム砲の話聞くと自分も使ってみたかったってなる。
  • バランス調整ってどれだけやっても「最終的に強い構成」みたいなのに収束していくと思うので、個人的にはあまり意味がないと感じている。PVPメインのゲームならそれでいいんだけど、このゲームのPVPっておまけレベルだと自分は認識しているので…。まあこの認識は人によるのかもだけど。
  • 脚パーツは2脚以外の種類が少なくて、もっと欲しかったなって。やっぱ4脚カッコよくて好き。
  • よく使った武器は実弾、爆発系を中心に、アサルトライフル、ショットガン、ソングバード、通常ミサイル、初期ブレード、レーザータレット、アプデ後は+バズーカ、といった感じ。EN武器は殆ど使わず。ENは移動や回避に使いたいという感情。
  • ラスティのかっこよさは異常。すべてがかっこいいのずるい。
  • ウォルターパパンは傭兵を使い潰す悪質ハンドラーかと思うようなPV含めての第一印象から、養子を愛情たっぷりに支える後見人パパンと最終的に180度変わるのが凄い。ウォルターパパぁ…。というかウォルタールートが存在しないのは完全に不具合。
  • エアちゃんは正直そこまで特筆する印象はないんだけど、単純に一緒にいた期間が長いので愛着湧く。あ、偶にユーモラスなところは好き。AMのマネしたりとか、「きれいな花火ですね」とか。
  • あとコーラル設定がわりとエグくて好き。現実世界で考えると「ガソリンが意志持ってたわ」みたいな話だし。
  • このゲーム3周前提だけど、正直3周は重かった印象。1周目は普通に攻略して、2周目はパーツ揃った状態&操作に慣れて強くてニューゲームで楽しめたけど、3周目になると結構作業感がしてしまった。その上セリフや展開微妙に変えてくるので会話のスキップも出来ないし…。
  • 直接ゲームとは関係ないけど、twitterとかで二次創作とか企業マスコット概念のネットミームとか、その辺がかなり活発なのも楽しかった。こういう体験を考えるとやっぱり発売初日に買って遊び始めて正解だったなと。