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個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「ブルーアーカイブ エデン条約編3章」感想

bluearchive.jp

 

「劇場版 ブルーアーカイブ」かな?

 

 

  • 一時期ソシャゲ触れてなかったので今更になってしまったが、ようやく読んだ。もう4章も出てるんだけど。
  • 何はともあれ、めっちゃ盛り上がってて、とにかく良かったですって話。
  • わりと起承転結でメリハリが利いてたのでそれぞれの好きポイントと感想をたらたらと。何気にこのメリハリの付き方自体もお見事だったけど。
起:2章掘り下げ+エデン条約調印式
  • まずは2章の掘り下げやその後の話。ある意味2章のエピローグ的な感じだけど、こういうの丁寧にやってくれるのは大変うれしい。
  • ロケットスタートも熱いけど、この辺やってくれると2章の復習にもなるし、この後の展開の各キャラの立ち位置とか考えとかを明確にして置けるのも上手いよなって。
  • 個人的な見所はハナコとミカ。話の大枠というか、トリニティという組織を見たときに3章で意思決定というか統制を効かせる上で重要となる二人。ハナコは相変わらずの昼行灯で、ふざけながらも真相究明やトリニティのために立ち回る実力と真面目さが魅力的。ミカは2章黒幕としての説明って感じだったけど、ナギやハナコの掛け合いを通して自分でもどうなってるのかよくわかっていない不安定な感じとかが大変良かった。
  • あとは3章の各関係者の状況説明。ゲヘナサイド、正義実現委員会、連邦生徒会、エトセトラ。そして補習授業部の日常と。事件の前がどういう状況だったのかを明記するのは大事。「日常が壊れる事件」なのでなおさら。
承:アリウススクワッドに拠る蹂躙
  • そしてミサイルドーンからの急アクセル、急展開。
  • 最初の見所はゲヘナとトリニティの武装組織の共闘。対立組織で協力する王道展開が熱くないわけがなく。先生の身柄に絡んで、ハスミ、ヒナ、ツルギの掛け合いとか大変良き。
  • そして主にトリニティサイドの混乱。補習授業部のメンバーの離散。日常の崩壊。救護騎士団や自警団といったトリニティの他の面々も登場するのは嬉しい所。あとセナちゃんやっぱ好き。
  • あとは実力者としてのハナコの大立ち回りも大変良き。いわゆるやれやれ系に近いのかもしれないけど、他に頼れる人がおらずやるしか無い、という状況でしっかり立ち向かい自体の収束に立ち向かうが、状況を把握して絶望する所までがセットでたまらんなって。個人的にハナコは3章MVPかもしれない。
  • ヒフアズは尊い。離別の形は生きる世界が違うという鉄板・王道だけどその分ハズレない感じ。それはもう同じ世界に飛び込むか、こちらの世界に引き込むかしかないんだよなあって。ヒフミのひとり崩れ落ちるスチルも良き。
  • からのアズサの孤軍奮闘。前半戦の締め。「人殺し」と親友の証を爆弾として使うという罪の意識で感情グチャグチャになってそうで大変良かったし、そこから一人で諦めずに立ち上がれる強さがとても良き。セイアも言ってるけど。
転:先生復活と集結
  • セイア視点からの状況進行からスタートし、先生が復活してバラバラになっていた組織や面々が集結。まあ熱くないわけないよねって。「その先は見ていない」とかいうクソデカフラグ。
  • この辺で感じたのだけど、多分「見所」しかやってないんだなって。見所以外の「やってもいいけど必須ではない」描写をひたすらカットしてる感じがする。時系列的な説明とか、場所移動の描写とか。そのせいでちょっと飛び飛びになっている印象を受けるんだけど、反面勢いと惹き込ませる力が凄い。
  • 個人的に最初の見所がミカの件。自分の愚かさを自覚してボロボロになるの好き。ミカ株がまた上がった。かわいそう可愛い。そして唯一3章で少し影の薄い主役だるコハルの良い見せ場。コハルは良い子だなあ。
  • そして戦力の再集結。各組織に描写があるのは良いし、ヒナはあまえんぼ可愛い。一緒に水着パーティーしような!
  • 他校の介入はあるといいなあ、とずっと思っていたのを、アビドスの覆面水着団という最高の形で期待に答えてくれた。3章の最高ポイントの一つ。前フリが一切ないから唐突感は少しあったけど、その分ないのかなという予想を見事に裏切ってくれたし、ある意味アビドス高校編自体が前降り出しなって。そもそもアビドスはゲヘナ、トリニティと関わり合ったし。
  • この辺でまたカメラと言うか、主役がトリニティの混乱全体から集結した補習授業部の所にもどってくるのも良い展開。あくまでこれは章題の通り「私たちの物語」なんだ、主役は君たちなんだ、と。ヒフミの未成年の主張ばりのセリフもスチル・ボイス付きで大変良き。「私達の、青春の物語<Blue Archive>」のタイトル回収は激アツ。
  • あと先生のETOのっとりも熱かった。奇策を仕掛けてきた相手を逆に利用してやるのは王道。約束云々の「大人のやり方」ってのもなるほどなって感じ。どこまで言っても生徒たちは「子供」で純粋なって考えなんだろうなって。大人がほとんどいないこの舞台で、どれだけ大人びていても。この辺のこと考えると一段とあまえんぼヒナが味わい深かったり。
結:特殊演出戦闘からの決着
  • この辺のオールスター感はやっぱ最高だな、ってところで特殊演出付きの戦闘ラッシュ。固定の出撃枠以外のNPCユニットが参戦するだけというシンプルなものだけど、シナリオだけでなくゲームパートで壁を超えた共闘を見せてくれるのは嬉しい。こういうのは小説やアニメの他媒体では難しく、シナリオパートとゲームパートと明確にシーンが分かれてるゲームならではの盛り上げ方だよなと感じる。
  • 最後のアズサ一人での戦闘でも、出撃枠にいない後方支援だけがきちんととどくのは胸熱。一人だけど、一人で戦ってるんじゃないという感じがたまらん。あったけえよ…。
  • 先生の「大人のカード」も具体的に行使されて、なんとなく見えてきた感じ。元々クレジットカード的なニュアンスは含んでいた感じはあったけど、「ユーザーの手持ちの編成」と言うのは見方によっては「課金の結果」とも取れるわけで、そう考えると大人の財力としての「大人のカード」「大人の戦い方」なのかなと思ったり。まあ、それだけじゃなくてもっと具体的なすごい設定はありそうだけど。
  • ラストはアリウスの伏線を残しつつの大団円。みんなの顔を見て、ティーパーティーも仲直り?して、補習授業部の皆もまた集まって。めでたしめでたし。
  • そして「エデン条約編」のくくりでまだ話が4章に続くのな。別の編で切り直してもいいのではとも感じるけど。残ってるのはアリウス周りと、ETOを継いでしまったシャーレの役割とかかねえ。
  • だいたい書ききったかなあ。とにかく見所満載で大変良かった。なんかこんな感じのこと、毎回書いてる気がするけど。
  • 4章も楽しみ、と思いつつも先にリリース順でRABBIT小隊読まないとな…。