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個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「RPG不動産」感想

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えちえち不動産。

 

  • やたらスケベな衣装のファンタジーコメディーきらら。個人的に最後のシリアス展開以外は良かった。
  • 大筋はファンタジー世界の不動産業で、それぞれ課題を抱えるファンタジー住民にそれぞれ合ったファンタジー住居を紹介していくコメディー。この辺はわかりやすくて気楽に楽しめて大変良かった。魔王城や海底神殿と言った物件や、亜人やファンタジー職業固有のお悩み等、このあたりはこの設定ならでは。
  • そして特筆すべきは謎に高いお色気要素。デフォルトが既に露出が高いスケベ衣装だし、パンツやら脱衣やらもやたらと多い。ほんわか日常文脈に無理やりエロ要素ブチ込んだような感じて若干ミスマッチな気もするけど、これはこれで。スケベは正義や…。
  • 個人的に残念だったのは後半のシリアス展開。シリアス展開そのものは序盤からずっと仄めかしつつ、伏線も貼っていたので良いのだけど、その展開の中での登場人物の言動が、なんというか雑な印象。問題を解決するために立ち回るのでなく、なんとなくの空気感でフワっと話が進みすぎてるというか。
  • ファーを拘束する流れも根拠が弱い気がしたし、それを守るアマネも「ファーを信じる」と言ってるだけで、特に何もしないし…。信じると言いつつ、ただ事実を隠そうとしてるだけで、一番ファーを信じてないのはアマネなのではと感じてしまった。あと個人的には「たとえドラゴンでも、私はファーの味方だよ」的な感情のが好き。
  • レッドドラゴンが暴れ始めてからに至っては、まともに事態解決に向けて動けてるのが対話を試みるファーと街を守るために指揮を取ったサトナ様くらいではって。何が出来るかわからないけど、とりあえずいかなきゃ~的な感じで動くキャラが多すぎるのがどうにも肌に合わなかった…。モブ軍人は指揮無視して勝手に攻撃するし逃走するし、サトナ部下コンビはふわっふわな動きしてるだけだし。そういえばファーの誤認逮捕に対するごめんなさいも無かったな。
  • 最終話も突然死んで生き返って、と感情がついていけなかった…。展開的にドラゴン捕獲のパーティーってあれ素直に喜べるのか。どちらかというと黒いプロパガンダ的なものでは。4人を英雄に祭り上げるのも宣伝的な感じするし。ていうか全体通してもアマネが英雄ってのは全然そんな感じがしない…。勝手についていって、なんとなく雰囲気で歌って、なんとなく死んで…いや、結果だけ見ればファーの暴走を止めてるから英雄…なのか…?
  • あとは黒幕も放置だし。というか黒幕の説明ほぼない上になんか被害者ムーブしてるのも気になってしまった。ドラゴンの自我奪って戦わせてるのに、ドラゴンサイドなんかお前?ぜんぜんわからん。
  • そんな感じで、個人的には「終わりよければすべてよし」の逆で「終わり残念で勿体ない」という感想なんだけど、最後のシリアス展開も高評価な意見も見かけたのでこの辺は感性や好みの問題もあるのかも。シリアス関わらない不動産パートは実際結構良かったし。