ふたもりのブログ(仮)

個人的な感想とかメモ書きのまとめ。ネタバレもあるのでご注意を。

「デート・ア・ライブⅣ」感想

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すごいデート・ア・ライブしてた!

 

  • 4期。昔これ系ラノベ原作アニメが豊作だった時代からずっと見てるので、正直惰性で見るか~、くらいの気持ちだったけど、予想を裏切って面白かったし出来も良かった。デっ…デート・ア・ライブのくせにっ!
  • 個人的な評価をざっくりまとめると「デート・ア・ライブらしいデート・ア・ライブを、今風の高いクオリティで、綺麗にまとめてやってくれた」こと。ラーメン食べに行ってラーメンがちゃんと出てきた。しかも美味い。ただ「デート・ア・ライブらしさ」自体が流石に古臭い感じというか、ハーレムラノベ文脈久々に見るとなかなかキツイなとか、その辺はあるので今Ⅳから新規で見始めて楽しめるかというと難しそうに感じる。
  • そのデート・ア・ライブらしさな話だけど、どんな話の展開であっても必ず「デートしてデレさせる」流れを経由させる構成はなんかもうお見事。もはや伝統芸能では。特にムク編はどう考えてもそうはならなさそうなシリアスな雰囲気からの、反転トウカに裏折紙合流からのデート対決はそうきたかーって感じ。
  • もう一個デート・ア・ライブらしさとして、ヒロインズが空気にならないように工夫されてる所。なんだかんだちょっとずつ意味のある出番があるというか、活躍どころがある感じ。ハーレムモノの都合登場人物多すぎるのは仕方ないんだけど、その中で上手くやってるというか。皆にちゃんと出番があるのは嬉しい。
  • ただやっぱ気になるのはハーレムモノの主人公のキツさとヒロインズの都合の良さ。昔はある種のテンプレートだったけど、今見ると流石に厳しさを感じる。主人公の士道君、口説いてる所とかシンプルにクズでは?とか刺されても文句言えねえなあ、って思えてしまう。ムクのリアクションも残当だなって。そしてヒロインズも揃いも揃ってそれを全工程してしまって皆仲良しですんでる都合の良さというか、若干の不気味さというか、そんな印象をどうしても受けてしまう。まあこれはこういうジャンルなのでと。
  • 個別の話について。二ア編はトップバッターとしてシンプルなデート・ア・ライブ構造に、二次元愛という障壁をセット。久々に見てもわかりやすかったし、二次元よりこっちを向かせる、というある種の王道展開が良かったなって。同人誌対決は鉄板。あとニアかわ。
  • ムク編はⅣの中で一番好きだったかも。ムクのリアクションが一番普通というか、そりゃハーレムとかいうご都合に対する反応って普通はこうだよな、という話。記憶を奪うムーブもなかなかのエグさと絶望感。好かれてからというか、デレさせてからのハーレムを認めさせるのが本編。ある意味新しいタイプの戦いだったかもしれない。反面、そんな常識的なリアクションを見せるムクに対して、士道君のムーブが、まあクズ男に見えて辛かった…。しゃーないんだけど。主張が自分本意すぎてなあ…。それはそれとして、宇宙空間での戦闘は中々の見応え。新型フラクシナスの艦隊戦かっこよかった。メカ周り基本かっこいいので。あとムクかわ。
  • 間に挟まったフェアリーテイル。同人誌がまさか伏線になるのはお見事…。これも皆良い感じに活躍の場があって良かった。実質コスプレ回でもある。かわわ
  • 狂三編、まあある意味本編というか、真メインヒロインというか。デレさせあい、という対決構造は新パターンで面白かった。最初から決着ついてる出来レースだったけど。話的には設定説明がメインで、そこまででもなかったけど、狂三が分身体で一粒で二度三度美味しいのは強い。そしてⅤの繋ぎの引きも驚かせてきて良かった。あとやっぱザフキエルが厨ニ感満載でかっけーわ。
  • てことでⅤ期も期待。個人的にはよしのんと八舞姉妹推しなので、いっぱい活躍してほしい所。