「ゴジラ-1.0」感想 - ふたもりのブログ(仮)

大迫力映像とシンプルな物語で怪獣映画をたっぷり楽しめた。

今更って感じだけど見てきたら大変良かった。
突発的だったけど劇場まで足を運んだ甲斐があった。

映像すごかったね

散々話題になってたけど、大満足な怪獣映画な映像。
個人的に一番良かったのが東京上陸の銀座のシーン。
- 電車の中から撮った感じのぐるぐる回る映像好き。
- 倒壊する建物や熱戦の爆発の衝撃波とか迫力すごい。
- わかってても戦車砲食らって無傷なときの絶望感良いよね。
- 動きもだけど、熱戦直後の煙をバックにゴジラを見上げるカットとか、静止画的にもめちゃくちゃかっこいい演出多かったなって。
あとは他にも色々と。ゴジラが暴れてるシーンはだいたい良かった。
- 最初の邂逅とか。タカオがやられるシーンとか大変好き。主砲撃つ所とか大迫力。
- 震電でのファーストコンタクトの航空機視点の映像もスピード感あってよかったなって。ゴジラの噛みつき回避するところとか、アトラクション的楽しさ。
- 最後の作戦は駆逐艦見ごたえあったし、わかってても震電の特攻シーンは震える。

話もシンプルで良かったし設定も上手かったね

事前に見た友人から「話的にはthe邦画って感じ」みたいな感想を聞いてたんだけど、個人的には全然悪くなかった。というかむしろ好み。
戦争で特攻しそ損なって、死に損なって、未だ戦争が終わっていないという戦う動機と、もう一つは復讐心、わかりやすくて大変良い。
その辺の動機づけから戦後設定と、-1.0という0から更に悪い状況への絶望、って組み立てめちゃくちゃ噛み合ってて上手いよなって。
最初にゴジラとコンタクトしておく都合上、冒頭でゴジラ出して惹き込めるのもお見事。実際あの導入はやられたって感じ。
あとは敷島さんの死にたいと生きたいの間で感情グチャグチャになってそうな感じが個人的に良き。
それと戦後直後の、しかも民間だけの貧弱な装備であの怪獣の王に立ち向かわないといけないっていう絶望感もいいよなって。
まあ、それで倒せるのかーとか、最後がご都合ハッピーエンド感とか、見終わったあとに気になりだすポイントはあるけど、まあ些事かなって。ハッピーエンド好きだし。
気になる所があっても見てる最中に映像楽しむのに邪魔をしないことの方が大事なのかなって。映画の2時間枠だし、物語はシンプルでいい。
爆弾の安全装置解除のレバーの時点で脱出を察して、そのレバーが脱出装置で橘さんが一芝居うったのか、と思ってたのでレバー引いた後にも脱出して無くて一瞬えっ！？ってなった。そういえば説明の後半で非公開の所あったなって。見てる最中忘れてたわ。
そんな感じで映像だけでなく、話や設定も個人的には大変良かった。大満足。